感情にどっぷり浸かって、気づけばボケっぱなしの人生、なんてことありませんか?
でも、「ちょっと待てよ」とツッコめる自分がいたら、心はふっと整い出します。今回の授業は、そんな心のツッコミ力を育てる大切さに気づいた時間でした。
笑いあり、気づきあり、自分との対話あり。体感覚から見つめる、あなたの「スタート地点」の話です。
🗓️ 授業テーマと日程
- テーマ: スタート設定(体感を手放す)
- 期: ままためコーチング塾® 7期BASIC
- 回数: 第15回目
- 場所: ZOOM
🌱 「スタート設定」にプラスの視点を
前回の授業では、私たちの中にある原体験が、いまの思考や行動にどれだけ影響を与えているのかを学びました。特に、その原体験が持つ”マイナスの思い込み”=メンタルブロックについて。
そして今回。テーマは引き続き「スタート設定」でしたが、そこに加わったのは「原体験にはプラスもある」という視点でした。
つまり、いまあなたが感じている”幸せ”や”安心感”の根っこにも、ちゃんと「原体験」があるということ。そしてそのどちらにも共通するのが、体感覚です。
🧠 体感覚に気づくことからすべてが始まる
「反応している=体が反応している」
授業では、どんな感情にも体感覚が伴っていることを学びました。
怒ったとき、緊張したとき、不安なとき、嬉しいとき——
そのすべては、頭や手、心臓やお腹に”感覚”として現れていたのです。
最近の自分も、その感覚に少しずつ敏感になってきました。
- 怒り: 頭が熱くなり、手に力が入る
- 緊張: 心臓がドキドキし、小指〜手首にかけてしびれる
- 不安: お腹がぐるぐる、崩れそうになる
- 安心: お腹が温かく、ほっと満たされる
- 感動: 目頭が熱くなり、自然と涙が出てくる
感情を無くすことが成長じゃない。
「あ、この感覚きたな」「待ってたよ」と迎えられること。
それが、今の自分が感じているちょっとした成長です。
🎙️ ドラゴン先生の「漫才理論」
体感覚に気づく話の中で、ドラゴン先生が言っていたたとえが忘れられません。
「感情に浸ってるときって、ずっとボケてる状態なんだよね。そこに、心の中の”ツッコミ役”がいないと、いつまでも自分に突っ込めない。」
つまり、自分の中で反応している「ボケ」と、俯瞰して観察する「ツッコミ」を分ける。この“心の漫才”ができることが、コーチにとって大切な在り方なのだと。
エゴに酔うんじゃなくて、自分に突っ込める。そんな自分でありたいと思いました。あなたも、自分の感情にツッコミを入れて「凪」を保つ練習、してみませんか?
👶 お腹と背中に眠っていた、母との原体験
今回、もうひとつの大きな気づきがありました。
私は「お腹」と「背中」に、喜びも不安も安心も感じることが多くて——なぜだろうと考えたとき、ふと母との記憶がよみがえったのです。
- こたつで寝ていたとき、後ろから包み込むように抱きしめてくれた感覚
- 自分も母の背中を抱きしめていた、抱き枕みたいな安心感
- 病院帰りに買ってくれたツナマヨおにぎりの、あの味の記憶
- 料理の得意な母のあったかくて、おいしいゴハンを食べている記憶
背中=守られていた記憶
お腹=美味しさと安心の記憶
これらの体感覚が、すべて母との体験に根ざしていたのだと気づきました。そう思うと、感覚はいつも“何かを教えてくれている”んだと思えてなりません。
🧭 こんなコーチになりたい
感情にプラスもマイナスもない。どんな気持ちにも、ちゃんと意味がある。
そう思えるようになった今、私が目指したいコーチ像は——「その感情をまるごと受け止められる人」です。
まずは、自分が自分の感情をしっかり味わい、認めてあげる。そしてクライアントさんの感情も、ただそばにいながら受け止められるような存在でありたい。
そのためにも、言葉にすること、体感覚を丁寧に感じることを続けていきます。
そして何より、ままための仲間たちがいてくれることが本当に心強い。最近はコーチング練習会も自主開催できるようになってきたので、いろんな人の”感情”と”体感覚”に触れて、自分もさらに成長していきたいと思っています。
📌 最後に
体感覚を通して、自分のルーツと深くつながった今回の授業。
「自分の感情に価値がある」と思えたことは、私の人生にとって、とても大きな一歩でした。
これからも、感情も体感も、ぜんぶ使って生きていこう。そしてそれを、誰かのために役立てられるようなコーチになっていきたいと思います。
この記事を読んで感じたこと、あなたの体感覚のエピソードをぜひコメントで教えてください!
読んでくれてありがとう。
この記事は、ままためコーチング塾®での学びをもとに執筆されています。