僕はずっと“死”が怖かった──コーチングで知った、自分のスタート地点。

ままためコーチング塾®体験記

🗓️ 授業テーマと日程

テーマ: スタート設定
期: ままためコーチング塾® 7期
BASIC回数: 第14回目
場所: 渋谷・神泉(リアル参加)


🌱 今回の学びの概要

今までの授業では、セルフイメージを高め、「理想の自分」から見たゴールを設定し、そこに向かうための行動を具体化するプロセスを積み上げてきました。

しかし今回は、そのゴール設定の前段階にある「スタート設定」について学びました。多くの人が前に進めない理由——それは、幼少期(0〜6歳)の体験「原体験」に基づくメンタルブロックが原因であること。

このブロックにどう向き合い、どう手放していくのか。授業では、実例や体験を通して深く学ぶ時間となりました。

メンタルブロックとは、過去の出来事から無意識に信じ込んでしまった否定的な思い込みや信念のことを指します。これが人生のブレーキになり、自分では気づかぬうちに「前に進めない」状態を作り出してしまっているのです。


🏥 母の手術説明で感じた “死” のリアル

前日のこと。母の病院に付き添い、股関節の人工関節手術に関する説明を一緒に聞きました。
手術は全身麻酔で行われ、医師から「2%ほどのリスクで命に関わる可能性もある」と伝えられました。

その瞬間、自分の体が強く反応しました。動悸が激しくなり、手の震えが止まらなくなる——そんな感覚を久しぶりに味わいました。

「なぜこんなに動揺するのか?」と考えたとき、6歳の時の記憶が鮮明に蘇ってきたのです。

祖父が白血病で入院し、面会に行った病室で突然容態が急変。電気ショックが施され、心臓マッサージを受ける姿、そして心電図の波形が少しずつ水平になっていく様子——そのすべてを目の前で見ていたのです。

心臓が止まると人って死ぬんだ

この事実を幼いながらに全身で受け止め、その感覚はいまだに自分の中から抜けていません。


🧬 他にもある「死」に関するメンタルブロック

祖父の死だけじゃない、身近に死を感じる瞬間:

  • 父が60歳でがんにより他界
  • 妹が2歳で1型糖尿病を発症し、低血糖になるたびに母が「今回が最後かもしれない」と血相を変えて対応していた

そして、日常生活でも「死」に関する過敏な反応が現れます【体感覚】:

  • 献血・採血で必ず貧血を起こし、動けなくなってベッドで安静にするほどだった
  • 病院の診察を受けるだけで、下痢になってしまう
  • 親不知の手術同意書にサインする際、手が震えて止まらなかった
  • がん保険を2つも契約してしまうほど、死への過剰な備えをしていた
  • 修学旅行で東京タワーに登った際、ガラス床に立った瞬間に気絶してしまうほどの高所恐怖症

これらの出来事が、ようやく一つの線で繋がり、「出来事」として見つめ直すことで見方が全く変わるのだと深く実感しています。

これから自分がゴール設定をして将来を見据えていく上で、この「死」に関するメンタルブロックが手放せないと、必ず似たような出来事が起こってくる——今日、それを強く思いました。
だからこそ、少しずつでも手放していきたいと思っています。


🌀 否定の連鎖を終わらせるために

「人生は否定を引き寄せるゲームである。ちょっとずつちょっとずつ、ひどくなりながら」
— これは、ドラゴン先生の言葉。

このフレーズが、自分の人生においてどれだけ腑に落ちたか。
保険を2つも契約していたのも、母の手術の同席を恐れて逃げようとしていた自分も、そのすべてが「死を否定していた自分」から来ていたのだと気づかされました。

でも、ドラゴン先生は言いました。

“大丈夫。どうせうまくいくから。だから体験してきな。”

この言葉に背中を押され、母の手術に立ち会う決意ができました。まさにこれが「メンタルブロックの解放」。

そしてこの「解放」は、決して勢いで一気に手放すものではありません。

一気に手放してしまうと、その反動でまるでヨーヨーのように戻ってきてしまう。

だからこそ、少しずつ、ゆっくりと、丁寧に手放していくことが大切なのです。そして、僕自身もこのプロセスを通じて、少しずつ手放せるようにしていきたいと思います。


🧠 コーチングって、こういうことなんだ

この日は正直…過去一番、疲れました!

東京からの帰り道、電車で放心状態になるほどの脳フル回転。
コーチングを受けるって、こんなに全身を使うんだって初めて知りました。

でも、それこそが「コーチング」なんだと体感しました。

問いかけによってここまで深く考え、自分自身と向き合ったのは初めてで、
その問いがロジカルで、あたたかくて、多面的だったからこそ導かれたのだと思います。

「話す」「言語化する」ことの力。これは一人ではなかなかできないこと。
だからこそ、コーチという存在が必要なんだと痛感しました。

そして、「そんな存在に自分もなりたい」と、心から思いました。

そして何よりも、ドラゴン先生がまさにそれを体現している方で、改めてスーパーコーチだと強く感じました。


🌾 生きるって、こういうことかも

もう一つの気づき。それは最近自分が強く感動している「農業」「コーチング」「登山」「太鼓」「人の生きざまを描いた映画」に共通するある感覚です。

それはただ「美しい」とか「かっこいい」とか、そういう表面的なものじゃなくて——

「生きてる!」って全身で感じられる瞬間の圧倒的なエネルギー

その感覚が、どうしようもなく心を震わせる理由が、今回の学びを通してようやく腑に落ちました。

死への恐れが強かった自分にとって、「生きてる感覚」はその真逆にある光。
だからこそ、それに触れた時、魂が共鳴するのかもしれない。

命をいただく農作業の現場、全身を鳴らして響かせる音、登頂した山の頂で感じる風、誰かの人生を描いた映画のラストシーン。

それらに心が動くのは、きっと命そのものの鼓動を感じているからなんだと思います。

生きるって、こういうことかもしれない。

心と身体がまっすぐ命に向き合ったときに、溢れてくる実感。

そんな時間に、もっとたくさん出会いたい。
そして、自分の人生のテーマがもしあるとすれば——

「生きてるだけで、まる。生きるを感じよう。」

そんなメッセージを、これから関わる人たちにも、静かに、でもしっかりと届けていきたいと思いました。


❤️ 読んでくれるあなたへ

今回の投稿は、かなり赤裸々に自分の内側を言葉にしたものです。

でも、もしかしたら読んでくれているあなたにも、同じようなブロックがあるかもしれない。

  • 「死が怖い」
  • 「先のことが不安」
  • 「未来を描けない」

もしそう感じることがあれば、あなたも大切な原体験の中に、まだ癒されていない傷があるのかもしれません。

僕自身もまだまだ道の途中だけど、今回の経験を通して、
「手放していくこと」「向き合うこと」の大切さを、改めて実感しています。

あなたも、安心して。どうせうまくいくから。


📌 最後に

この授業を経て、また一つ、自分の大きなフラグを回収できた気がしています。

「僕は“死”が怖い。」今も怖い。でも、向き合ってみようと思えた。

そう気づけたことで、やっと自分のスタート地点に立てたような気がしています。

正直こんなに赤裸々に言っていい場所なんて、本当にこの「ままため」の場所しかないなと思います。
やっぱりこの場所は大切。本当にかけがえのない場所だと、改めて思いました。仲間に感謝です。

※「メンタルブロックの解放」は、本授業における重要なキーワードでした。

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