📚 授業テーマと日程
- テーマ: 否定を言語化する
- 期: ままためコーチング塾® 7期BASIC
- 回数: 第16回目
- 場所: ZOOM
「否定的な思い込みを手放したい」
でも、それが何なのかもよく分からない——。
そんな私が、ままためコーチング塾®の「スタート設定」3回シリーズの最終回(第16回)を通して、
過去の記憶を体感とともに言語化し、やっと少し「自分を捉え直す」ことができるようになってきました。
今回のテーマは「否定を言語化しよう」。
この記事では、自分の体験と気づきを赤裸々に綴ります。
🔍 「否定を言語化する」ってどういうこと?
スタート設定の最終回として、今回はネガティブな感情や思い込みと向き合う時間になりました。
嫌だった出来事や体感を、そのまま言葉にして俯瞰するワーク。
私が感じたのは「一人になることへの強烈な拒否反応」。
胸がドキドキして、手首から小指のあたりにかけてビリビリと震えるあの感覚。
その体感の奥にあるのは「人が離れていくこと」への強い不安と、それに対する過剰な反応でした。
🧠 否定の裏には“守ってくれていた思い込み”がある
私の原体験は、賑やかな大家族の中でたくさんの人に囲まれて育ったことから始まります。
当時、私を含めて9人が一つ屋根の下に暮らしていました。
でも、2歳ごろからたった数ヶ月の間に、ひいおじいちゃんとひいおばあちゃんが亡くなり、
おじいちゃんが白血病で入院、さらに妹も病気で入院することになりました。
なんと4人が一気にその場からいなくなるという衝撃的な出来事が重なったのです。
しかも、おじいちゃんと妹が同時期に入院していたため、
母と叔母は毎日のように病院へ看病に通っており、代わる代わる家におらず、
日常的に“誰かがいない”状態が続いていました。
その時の私は、感情を感じることも表現することもできず、ただ受け入れるしかなかった。
でも体は全部覚えていて、今でも「人が離れること」に対してものすごく過剰に反応してしまう自分がいます。
💭 「思い込みが現実を作る」という言葉の意味
ドラゴン先生の言葉、「私たちは思い込みの生き物である」。
まさにその通りだと思いました。
“離れる=怖い・つらい・拒絶”という思い込みがあると、人生の中でそれを証明するような出来事ばかりを引き寄せてしまう。
でも、もし思い込みが現実を作っているのだとしたら、思い込みを書き換えれば、過去も変わる。
そして、私が今書き換えているのは「私は愛されてきた存在だった」という記憶です。
小さいころ、大家族の中でいつも抱っこされていた感覚。
お正月に親戚の家に帰省して、いとこたちと一緒ににぎやかに過ごした時間。
みんなでワイワイ楽しく遊んだあと、いざ帰るとなったとき、
私は毎回のようにわんわん泣いて過呼吸になるほど離れるのがつらかったのは、
それだけ「人のあたたかさ」に包まれていたから。
私は本当に、愛される星のもとに生まれた「生まれながらのアイドル」だったんだと、今では思えるようになってきました。
🎯 コーチとしての“新しい在り方”が見えてきた
コーチングは未来志向。基本的に過去は触れない。
でも、自分が過去を見つめ直したことで今が変わっている実感があるからこそ、
「過去にも寄り添えるコーチ」でありたいと思います。
否定的な信念や感情に対して、「それもあるよね」と言えること。
それを受け止めたうえで未来に向かうサポートができること。
それが、私のコーチとしての強みになる気がしています。
メンタルブロックって、掘れば掘るほど見つかるし、まるで推理小説のようで面白い。
でもそれに溺れないように、「補助的な扱い」で使っていく。
そんなバランスの取れたコーチングができたら、きっと最高のサポートができると思います。
🤝 支えてくれたのは“仲間”だった
今回、ここまで深く否定に向き合い、言語化し、捉え直すことができたのは、
ひとりでは決して得られなかった体験です。
ままための仲間たちがいたからにほかなりません。
この3週間、何度もスタート設定の練習を繰り返して、
同じように自分と向き合う仲間と対話できたこと。
何度も同じことを言葉にしていく中で、少しずつ「新しい物語」が自分の中に芽生えてきた実感があります。
本当に、この環境は素晴らしい。
だからこそ、私はこれからもこの場所で、言葉と体感覚を磨いていきたいと思います。
📝 最後に|あなたの否定にも、意味がある
すべての否定には、きっと理由がある。
そう感じてしまうあなたへ。
それは、あなたがそれだけ大切にされた記憶がある証かもしれません。
否定の奥には、愛があります。
一緒に、“自分を優しく見つめ直す旅”を続けていきましょう。