🔖 目次
- 映画『国宝』公式ストーリー
- 僕が心をえぐられた“リアルな感情”の洪水
- 美化しない、飾らない、むき出しの人間味
- 感情を“感じないようにする”という生き方
- これは“誰か”じゃなく、“あなた”が観るべき映画
- 最後に、どうしても伝えたいこと
映画『国宝』公式ストーリー
後に“国の宝”と呼ばれる男は、任侠の一門に生まれた。
この世ならざる美しい顔をもつ喜久雄は、抗争によって父を亡くした後、上方歌舞伎の名門の当主・花井半二郎に引き取られ、歌舞伎の世界へ飛び込む。
そこで出会うのは、半二郎の実の息子で――生まれと才能も正反対の御曹司・俊介。
二人はライバルとなり、芸に青春を捧げるも、数多の出会いと別れが運命を大きく狂わせてゆく……。禁断の“歌舞伎”の世界を舞台に、血筋と才能、歓喜と絶望、信頼と裏切りを描く。
もがき苦しむ人生の果てに待つのは、“感涙”と“熱狂”。俳優は何のために芸の道を走り続け、激動の時代を生き抜き、“国宝”へと駆け上るのか?圧巻のクライマックスが観る者すべての魂を震わせる――。(引用元:映画『国宝』公式サイト https://kokuhou-movie.com)
僕が心をえぐられた“リアルな感情”の洪水
こんにちは。今日は映画『国宝』を観てきました。
いやもう…これは絶対に映画館で観た方がいい。
3時間って聞いて「長っ!」と思ってたけど、それすら忘れるくらい、感情を全部持っていかれました。
美化しない、飾らない、むき出しの人間味
この作品、とにかく「人間臭さ」がすごかった。
喜怒哀楽を越えて、もっと深い「哀しみ」「麻痺」「虚しさ」みたいな感情が、生々しく描かれていたんです。
まるでドキュメンタリーのように、無理にまとめようとせず、美しく飾ることもしない。
ただただ、ありのままの人生と心の揺れを映し出すような感じ。
見ていて「自分だったら耐えられるだろうか」と思ってしまうくらい、主人公の人生は過酷で壮絶でした。
感情を“感じないようにする”という生き方
主人公・喜久雄は、親を目の前で殺され、血のつながらない名門歌舞伎の家に引き取られ、
「本当の家族じゃない」という想いをずっと抱えながら生きていきます。
人に頼ることもできず、嬉しいことがあっても心から喜べず、
感情を麻痺させるようにして生きていく姿が本当に切なかった。
僕はいま、少し立ち止まって、自分の感情や人生と向き合える時間を持っているけれど、
この映画に出てくる人たちは、そうする余裕すら許されないまま、ひたすら走り続けている。
それを「すごい」とか「偉い」とか、そんな簡単な言葉じゃ表せない何かがありました。
これは“誰か”じゃなく、“あなた”が観るべき映画
この映画、どんな人生を歩んできた人にも、それぞれの視点で刺さるものがあると思います。
僕が感じたことは、あくまで一つの意見。
でも、観終わったあとに「あなたはどう感じた?」って、誰かと感情をシェアしたくなる映画です。
映画館を出たあとも、ずっと心がざわざわして、言葉にしきれない想いが残ってる。
だからこそ、いろんな人に観てほしいし、できれば感想を聞かせてもらいたい。
最後に、どうしても伝えたいこと
この映画を語るうえで、キャストの演技力は絶対に外せません。
特に――
吉沢亮くんと横浜流星くんの演技は圧巻。
もうね、あの歌舞伎シーンは「役を演じている」なんてレベルじゃなくて、
まさに“憑依”していたとしか言いようがない。
大きなスクリーンで観るからこそ伝わる“目の動き”や“所作”、
空気を震わせるような圧倒的な臨場感と“音の迫力”。
あれは映画館じゃないと、絶対に味わえない。
神ってるって、こういうことなんだなって思いました。
だからもう一度、全力で言わせてください。
「この映画は、絶対に映画館で観てください。」
3時間という長さを感じさせない濃密な体験。
それを支えていたのは、キャスト陣の魂のこもった演技と、
映画ならではのスケール感、空気感でした。
読んでくれて、ありがとう。
もし観た方がいたら、ぜひ感想を教えてください。
あなたがこの映画を通して、何を感じたのか。
それをシェアできたら嬉しいです。