「休んでいいのかな…」——あのときの自分に、いま言いたいこと
今回のままためコーチング塾®️の授業の中で出てきた問いがありました。
「自分が正しくない、そして言えないことって何だろう?」
その言葉を聞いたとき、胸の奥がひやっとして、
ふいに、過去の自分のことを思い出しました。
「ちゃんと休んでる?」
「…うん、休んでる。けど…」
——あの頃の私は、
“本当は休まなきゃいけない”ってどこかでわかってた。
でも同時に、「他の人が頑張っているのに、自分だけ休むなんて」と思ってしまっていた。
「甘えてるんじゃないか」
「働いてないのに、何に疲れてるの?」
「早く治さなきゃ」
「もう少し頑張れるんじゃないか」
そんな声を、外からよりも、自分自身の中から聞いていた気がします。
だからこそ、休むことすら「正しくない」と感じてしまって、
「しんどい」とすら言えなかった。
それが、当時の私にとっての「正しくない、そして言えなかったこと」だったんだと思います。
今なら言える。
ごめんね。
あのときの自分に、もっと優しくしてあげたかった。
「休んでいいよ」って、心から言ってあげたかった。
今回の授業でその問いに触れたことで、
あのときの自分とようやく対話できたような気がしました。
トトロの街のとなりに、千と千尋がいた——そんな不思議な場所で
そんな気づきをくれたのは、ちょっと特別な場所で受けた授業でした。
田んぼが広がる、トトロの世界のような田舎を抜けた先にある、
まるで『千と千尋の神隠し』に出てくるような、湯気が立ちのぼる温泉街。
そんな非日常の空間で、私はままためコーチング塾®️の授業をZoomで受講していました。
自然に囲まれた静けさと、画面越しに飛び込んでくる深い問い。
そのギャップが、逆に心の奥にある“本音”を揺り動かしてくれた気がします。
ゴールは「今の自分」じゃなく、「理想の自分」から描く
授業の中で印象的だったのは、
ゴールは、現状からじゃなく“理想の未来”から描いていい。
という考え方。
これまで私は、“今できそうな範囲”から目標を立てていたけれど、
「本当はどうなっていたい?」という視点から考えてみたら、
そこに広がったのは、数字や肩書きではなく“あり方”としての未来でした。
自然の中で、90歳の自分が、大切な人たちに囲まれて笑っている。
ぼんやりしていたけど、不思議と安心できたそのイメージが、
私にとってのちゃんとした“ゴール”だったのかもしれません。
ゴールは、いくつあっても、毎日変わってもいい
もうひとつ、深く心に残ったのはこの言葉。
ゴールは、いくつあってもいいし、毎日変わってもいい。
これまで私は、「目標は一つに絞るもの」「ぶれたらいけない」と思っていたけれど、
実はその考えこそが、自分の可能性を狭めていたのかもしれません。
「昨日と違っていい」
「今日はこう思った」でいい。
その柔らかさが、未来に向かう力になるんだと感じました。
コーチ役として気づいた、「詳しく聞きすぎた」失敗
今回の授業の中では、相互コーチングの時間があり、私もコーチ役を体験しました。
その中で私は、クライアントの気持ちをもっとワクワクさせたい!という思いが強すぎて、
つい何度も「もう少し詳しく教えてください」と聞きすぎてしまいました。
結果として、“ぼんやりしていてもいいゴール”を、
無理に言語化・具体化させる流れにしてしまっていたことに、あとから気づいたんです。
「盛り上げたい」「引き出したい」という気持ちが、
実は相手の大事にしていた“ふわっとした理想”を邪魔してしまっていた。
今回のセッションは、そんな自分の「がんばりすぎ」を見つめ直す大切な時間になりました。
湯気の向こうに、自分の輪郭が浮かび上がった
非日常の空間だからこそ、普段とは違う気づきが生まれる。
ただ、いつものZoom授業を受けていただけ。
でも、場所が変わったことで、心に届く深さがまるで違っていた。
今回の学びは、“正しさ”ではなく“柔らかさ”をもって未来を描くヒント。
そして、過去の自分にも、やっと「ありがとう」と言えるような優しさでした。
このままためコーチング塾®️というコミュニティは、
安心して参加できて、自分を見つめ直せるあたたかい場所です。
興味のある方には、ほんとうにおすすめです。
読んでくれて、ありがとう!