👋 はじめに:カンタンにまとめ
今日のままためコーチング塾®︎で、実は、初めてZoomのホスト担当をしました。
始まる前は「うまくできるかな…」って、正直すごく緊張していたんです。以前の自分だったら、きっと焦りで頭が真っ白になっていたはず。
でも、今日の自分は、どこか違いました。
不思議と「焦り」がなくて、「きっと大丈夫。これも絶対に良い経験になる」って、心のどこかで思えている。そして、次にやるときは、もっと軽やかにできるんだろうなって。
結果、無事に役目を終えることができました。
この「焦り」がなかった感覚、それこそが、今日の講座で学んだことそのものだったんだなと、今、改めて感じています。
半年間の学びの終盤、まるで答え合わせのように出会った、大切な言葉。
それが「キャパ」でした。
ドラゴン先生はそれを「器(うつわ)を広げる」という言葉で教えてくれるんですけど、
要は、ひとつの出来事を、良い面(プラス)と悪い面(マイナス)の両側から見つめてみようよ、ってことみたいなんです。
今日のブログでは、そんな自分の「器」にまつわる、ちょっと不器用な体験と、そこから見つけた大切な気づきについて、お話しさせてください。
🗓️ 授業テーマと日程
- テーマ: キャパ=器を広げる
- 期: ままためコーチング塾® 7期BASIC
- 回数: 第23回目
- 場所: ZOOM
📌 その前に…ハッとした、とても大切なこと
本題に入る前に、ひとつだけ。
この「キャパ」の話で、一番ハッとしたことを共有させてください。
それは、「器を広げる」って、無理やりポジティブになろう!っていう話じゃ、決してないってことなんです。
悲しいことがあったときに、「うわー、この経験最高!ありがとう!」なんてすぐに思おうとするのは、もしかしたら自分の心に嘘をついてるだけなのかもって。それって、器が広がったんじゃなくて、心がちょっと「マヒ」しちゃってるだけなんだよって教わりました。
大切なのって、きっと順番なんです。
- まず、不安だな、悲しいなっていう自分の気持ちを、「そっかそっか、今そう感じてるんだな」って、ちゃんと自分で受け止めてあげること。
- そして、心が少し落ち着いたら、「じゃあ、この出来事の反対側には、どんな景色が広がってるのかな?」って、そーっと探しにいってみる。
プラスも、マイナスも、どっちもダメなものなんてなくて、どっちも自分の一部。
そう思うと、なんだか少し、自分に優しくなれる気がするんです。
🌀 器が試された日 〜ぐるぐる不安だった歯科矯正の話〜
つい先日、歯科矯正を始めたんです。
きっかけは、もう眠れないくらいの激しい歯の痛み。「これはもう、何かのサインだ…!」なんて思って、流れに任せるように歯医者さんで即決して。
でも、すぐに後悔の波が押し寄せてきました。
費用が52万円だと分かっていたにもかかわらず、僕はまるで何かに突き動かされるように「やります」と言ってしまったんです。
そして後から冷静になった瞬間、「え、52万円って…やばくない?」という現実に、血の気が引いていきました。
「どうしよう、お金がなくなっちゃう…」
という漠然とした不安で、心はいっぱいになりました。完全に、物事のマイナス面しか見えなくなってしまったんです。
そんなぐるぐるした気持ちのまま、楽しみにしていた妻との旅行の日が来てしまって。
本当は長野に登山へ行くはずだったんですけど、不安でいっぱいの自分は、妻にその胸の内を打ち明けるので精一杯。そんな様子を見た妻は、気を遣って「近くの場所にしようか」って言ってくれたんです。
本当は、妻はずっと長野に行きたがってたのに…。
あの時は、自分の不安で頭がいっぱいで、一番大切な人の気持ちを考える余裕さえなかった。自分の弱さが、本当に情けなかったです。
ひとつのマイナスな側面にとらわれると、こんなにも世界が狭く見えて、大切なものまで見失ってしまうんだなあって、胸が痛くなるような体験でした。
🎁 自分を軽くしてくれたこと 〜「休職」という名の贈り物〜
でも、そんな不器用な自分にも、ちゃんと「器が広がったな」って思える体験があるんです。
それが、「うつ病」がきっかけで始まった「休職」の時間でした。
ままために入ったばかりの頃は、休職している自分が、すごく惨めで、悲しくて…。
自分にとって休職は、どうしようもなく「マイナス」な出来事だったんです。
でも、ドラゴン先生が、こんな言葉をくれました。
「休めるんだから、もっと思い切り休めばいいじゃん。休むのだってすごい価値なんだから、使い尽くさないと、もったいないよ」
この言葉が、心をふっと軽くしてくれたんです。
そっか、「休職」っていう出来事の反対側には、こんな素敵な価値が隠れてたんだって。
- マイナス面:病気で働けない、情けない。
- プラス面:堂々と休める時間がある。自分のために思いっきり使える。
そう思えた瞬間から、「休職」は、ただの休みじゃなくて、「新しい自分に出会うための、かけがえのない贈り物」に変わりました。
だから、米作りを夢中で楽しむこともできたし、たくさんの素敵な仲間と出会うこともできたんだなって、心から思うんです。
🔑 学びの核心:「あの静かな時間」を、お守りにする
ぐるぐる不安だった自分と、軽やかになれた自分。
この二つの体験の真ん中には、一体どんな違いがあったんだろう?
その答えが、「自分が、自分自身でいられるかどうか」でした。
田んぼで稲と向き合っている時、すごく不思議な感覚になるんです。
目の前の稲のことだけに夢中になってて、お金の不安とか、将来のこととか、全部どこかへ行っちゃう。それなのに、どこかでもう一人の自分が「ああ、今、自分は穏やかだなあ」って、静かに自分を見守ってくれてるような…。
これこそが、自分にとっての「最高の状態」。心がちゃんと、自分のもとに帰ってきている感覚。
ドラゴン先生は、言いました。
「その最高の状態を、田んぼにいる時だけじゃなくて、日常に持って帰っておいでよ」
そうか、って。
あの静かな時間は、特別な場所だけのものじゃなくて、自分が自分でいるための「お守り」みたいに、いつでも心に取り出せるものだったんだ、って。
もし、歯科矯正の費用で不安になったあの時、この「田んぼの静かな時間」をお守りにできていたら。
「そっか、今、お金のことで不安になってるんだな。でも大丈夫だよ」って、もう一人の自分が、優しく声をかけてあげられたかもしれない。
「キャパを広げる」って、難しいことじゃなくて、自分が一番自分らしくいられる「最高の状態」を知って、それをお守りにしながら、目の前の出来事と丁寧に向き合っていくことなのかもしれないな、って、今はそう思っています。
🙏 おわりに 〜ありがとう、大切な仲間たちへ〜
来週で、ままためコーチング塾®︎は終わってしまいます。
今日の授業の前、心には、これまで感じたことのない、名もなき不安がありました。
きっとそれは、「終わり」が近づいている寂しさだったんでしょう。この温かい場所や、大好きな仲間たちと離れたくない、っていう素直な気持ち。
でも、今は、もう大丈夫。
たとえ毎週会うことはなくなっても、この半年間で生まれたつながりは、絶対になくならない。
自分が「ずっと仲間だよ」って思っていれば、きっと、このご縁は続いていく。そう信じています。
この半年間、泣いたり笑ったりしながら、本当によく頑張ったなって思うんです。
何より、こんな不器用な自分のことと、ちゃんと向き合ってあげられるようになりました。
今は、ありがとうの気持ちでいっぱいです。
出会ってくれた、素晴らしい仲間たち、そして先生へ。
心からの感謝を込めて。
最後まで読んでくださって、本当にありがとうございました。