📚 授業テーマと日程
- テーマ: ゴール設定/メンタルブロック解放
- 期: ままためコーチング塾® 7期BASIC
- 回数:第21回目
- 場所: ZOOM
「35歳の自分」を妄想で描くゴール設定。
僕はInstagramフォロワー30万人というゴールを、モデリング先(理想):米利休(@komenorikyu)さんになぞらえて言葉にしました。初心者として米づくりに挑む物語に、ずっと背中を押されてきたからです。
ただ、口にする手前で恥ずかしさがふっと出て、体感覚として胸がざわつき、頬がにやけました。
「笑われるかもしれないけど…」「バカにされるかもしれないけど…」——そんな保険の枕詞が勝手に出てくる。
あぁ、これがメンタルブロックなんだな、と静かに気づきました。
🔍 体験ベースの気づき
- 体感覚: ワクワクより、ほんの少し“震え”が勝つ。胸のざわつき、頬のこわばり。
- 口ぐせ: 「笑われるかも…」の枕詞が自動で出る。
- 学び: ゴール設定は妄想でOK。それでも、人に語る瞬間にメンタルブロックが顔を出す。
その“露出”に気づけること自体、コーチングの面白さだと感じました。
🧠 認知の再定義:「思っていたのは、じつは自分だった」
幼い頃、家族カラオケで母に言われた「オンチだね」。
その記憶のせいか、人前で歌うときに“笑われる想像”が先に走る自分がいました。
でも事実を並べ直すと、僕は授業で普通に歌っていたし、「うまいね」と言われることも多かった。
ドラゴン先生の言葉を借りるなら、怖いのは歌そのものではなく、母に対して言えなかった思いの方だったのかもしれません。
悪い物語の作者は、いつも自分。だから、ゆっくり書き換えていける。
そう思えたら、視界が少しやわらかくなりました。
🚶♂️ 壮大なフラグ回収としての一歩
2025年8月23日(土)は、母の退院日。
お祝いを何にしようか迷っていた僕の口から、ふっと「カラオケに行こうかな」が出ました。
記憶の場所に、いまの自分で立ち会ってみる。
もし「うまいね」と言われても、「オンチだね」と言われても、心がざわつかなければ受け止められたサイン。
正直、まだ少しドキドキします。だからこそ、これは現状の外なんだと分かります。
🎯 今日の結論(やさしく要点)
- メンタルブロックは悪いものではない。
クライアントにとって、とても価値あるもの。現状の外に踏み出す合図であり、解放の入り口。 - 体感覚が手がかり。語るときの胸・喉・呼吸の変化をそっと見る。
- コーチはジャッジを足さない。クライアントのメンタルブロックに、自分のメンタルブロックを重ねない。
🧩 学び|うまくいかないことに×をつけてしまう、あなたへ
コーチングでは、行動を促していくことで、自己効力感が高まります。
小さな挑戦や成功の積み重ねが「自分はできる」という感覚を育てていく。
けれど現実には、誰しも失敗やうまくいかない体験があります。
そんなとき、人はつい——
「やっぱりダメだった」
「またできなかった」
と、自分に×をつけてしまう。
でも本当は、失敗したからこそ「分かったこと」が増えているんですよね。
挑戦したからこそ、次につながる材料が手に入った。
だからこそ大切なのは、やろうとしただけで◯。
そして、生きているだけで◯。
この言葉を自分に自然に言えることが、実は一番の土台になります。
そのためには、まずコーチ自身が、毎日自分にそう声をかけていること。
それが自然とにじみ出て、クライアントに伝わるのだと思います。
心が落ち込む日や、頭では分かっていても気持ちが追いつかない朝もあります。
それでも、言葉をゼロ地点に戻せた日は、ちゃんと前に進めた。
そう思えることが、自己効力感を静かに育てるのだと感じました。
🔧 実践メモ(質問の流れと行動)
メンタルブロックを聴くとき(最初は抜き→ここから)
- その怖さを感じた経験は、何がありますか?(誰と/どこで/何と言われた?)
- いま話していて、体感覚はどこに何を感じていますか?(胸/喉/胃/手足/呼吸)
対極の行動は“はっきり見せる”
- 否定が“極”に寄っているなら、その対極をあえて明確に表現してみる。
- そこで起きる極端なフィードバックをどう受け取り、次にどうするかはクライアント次第。
- 僕の場合は「カラオケに行く」と決めることが、その“対極”をはっきり見せる一歩でした。
🤝 コミュニティの力
「何を言ってもいい」場があること。
同じように自分と向き合う仲間が隣にいること。
それだけで、行動の背中をそっと押してくれるのだと、今日は身体で分かりました。
やっぱり、ままためが大好きです。
📝 一言まとめ
退院祝いは、カラオケパーリー。
妄想は自由。ざわつきは合図。記憶の場所へ、いまの自分で。