映画「インサイド・ヘッド」鑑賞録:感情と二極コーチング®の深い繋がり

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1. 感情の「メタ認知」の面白さ

映画「インサイド・ヘッド」って、自分の感情を客観的に見る「メタ認知」の感覚を、めちゃくちゃ面白く体験させてくれたんです。コーチングで大事にしてる「自分をちょっと引いて見る」っていうのが、映画を通して自然にできたからですね。

映画だと、頭の中の感情たちが擬人化されて司令部でバタバタしてるんですけど、これを見てる自分がまるで主人公の脳内を上から見てるみたいで。それがコーチングで言う「メタな状態」にそっくりでした。普段、自分じゃ気づきにくい感情の動きも、こうやって見ると「なるほど〜」って深く理解できました。

この映画を観ると、誰でも手軽に「メタ認知」を体験できちゃうんじゃないかなって。


2. ヨロコビとカナシミ、二極の感情の価値

「インサイド・ヘッド」は、「ヨロコビ」と「カナシミ」っていう、正反対の感情がどっちも同じくらい大事なんだよって教えてくれました。私が勉強してる二極コーチング®の「二極」っていう考え方が、この映画のテーマにズバリ当てはまってたからなんです。

映画の最初は「ヨロコビ」が主役で、「カナシミ」は邪魔者扱いされがちでした。でも、結局「カナシミ」が人との共感を生んだり、「ヨロコビ」の本当の価値を教えてくれたりする、なくてはならない存在だってことがわかるんです。私自身、「悲しみがないと喜びの本当の価値はわからない」って思ってたから、喜びだけが幸せじゃないってメッセージにすごく共感しました。どっちの感情も経験して受け入れることで、人生ってグッと豊かになって、もっと楽に生きられるようになるんだなって感じました。

ヨロコビとカナシミって、対立するものじゃなくて、お互いを支え合うことで、人生をより豊かにしてくれる大切なものなんだって、映画が教えてくれたんです。


3. 司令部以外の感情と麻痺した心の経験

司令部にいないいろんな感情や、感情が麻痺しちゃう経験も、実はすごく価値があるって気づかされました。コーチングで感情を深く掘り下げていくプロセスや、私自身の感情の経験とすごく重なるところがあったからですね。

映画では、メインの5つの感情(ヨロコビ、カナシミ、イカリ、ムカムカ、ビビリ)以外にも、個性豊かな色々な感情が描かれていました。あと、主人公が家族のために無理して笑顔を作って、感情が麻痺しちゃうシーンがすごく印象的でした。これ、私自身がうつ状態だった時の経験と重なって、感情を「吐き出すこと」「我慢して押し込めること」がまさに二極の関係だってことを示していました。でも、この麻痺の経験があったからこそ、感情を素直に出すことの大切さとか、私自身の鬱を経験したことも決して無駄じゃなかったことを改めて感じました。


4. ビンボンが示す子どもの想像力と大人の限界

ビンボンっていうキャラクターは、子どもの頃の無限の想像力と、大人になってから私たちが勝手に引いちゃう限界について、すごく考えさせてくれました。子ども時代に当たり前だった想像力の豊かさと、大人になった今の自分を比べることができたからですね。

ビンボンって、主人公の「想像上の友達」で、子どもの頃の自由な想像力を象徴していました。私も子どもの頃は「なんでもできる!」って思って、何の制限もなく想像力を広げてたんですけど、大人になるにつれて「ここまでしか無理かな」とか、自分で勝手に線引きしちゃう想像が増えたなあと。映画を見てると、大人になると過去の楽しい想像や経験が忘れ去られて、感情が麻痺していくようにも見えました。

この気づきを通して、大人になって自分で可能性にフタをしちゃってる現状と向き合って、もう一度子どもの頃みたいに自由な発想を取り戻すのって、すごく大事なんだなって思いました。


5. 誰もが抱える感情と、新しい感情の可能性

この映画は、誰もが同じように感情を抱えて悩み、それでも成長していくこと、そしてまだ知らない新しい感情が生まれる可能性も示してくれました。主人公だけじゃなく、他の人たちにも感情のドラマがあったし、感情ってどんどん進化していくんだなって思えたからですね。

主人公の頭の中だけじゃなくて、他の人たちの頭の中にも、ちゃんと感情たちがいて、みんなそれぞれ感情と向き合ったり、時には苦労したりしてる様子が描かれていました。これって、完璧な人なんていなくて、みんな同じように感情を持って、悩みを抱えながら生きてるんだなっていう、すごく人間らしい側面を表してるなって。あと、最後のシーンで「恋」っていう新しい感情が、司令部の感情たちをビックリさせる場面がすごく印象的でした。あれを見て、私たちってまだ知らない、言葉にできないような新しい感情や感覚が、これからもどんどん生まれてくるんだなって感じましたね。

「インサイド・ヘッド」は、感情を通して人を理解することの大切さ、そして私たちの感情が持つ無限の可能性を教えてくれる、本当に示唆に富んだ映画でした。


コーチングを学んでいる人はもちろん、自分のマインドセットを高めたい人にも、この映画は本当におすすめです。ぜひ、一度ご覧になってみてくださいね。

最後まで読んでくれて、ありがとう!

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