まずは概要データ(ざっくりとご紹介)
- 登録者数:約 11万人
- 累計再生回数:約 3,000万回
- チャンネル開設年:2020年4月
- 更新ペース:毎日ではないけれど、定期的に投稿。話題性のあるテーマが出てきたら、すぐに反応している感じです。
この情報を押さえておくと、どれだけ安定的に発信しているか、チャンネルの規模感もわかりやすいかと思います。
結論
トモ農園は、農業の現場から見えるリアルな課題を、ほんの少し刺激的な入り口から入れて見せてくれます。すると、「え、そうなの?」と驚く気持ちとともに、裏側には「日本の農業を守りたい」「子どもたちに安心して食べてもらえる野菜を届けたい」という、あたたかい思いがあることに気づかされます。
また、SNS→YouTube→メルマガやオンラインサロンという流れが自然に続いていて、気がついたらファンになってしまうのです。
1. つかみが上手すぎるテーマ
トモ農園の始まりはいつも「えっ?」と思わせるところから。
たとえば…
- 「学校給食は農薬まみれ」
- 「農家は奴隷じゃない!」
最初はドキッとしますよね。でも動画を見ていくと、そこにはしっかりした背景や根拠の説明があって、「単に怖がらせたいわけじゃないんだな」と納得できます。そして最後は「こういうことができるといいね」と前向きになるのが、このチャンネルの魅力です。
2. 現役農家のリアルと権威性
- 現在も畑で野菜を育てている「現役農家」であり、農業法人勤務の経験もある優れたバランス感。
- データや制度の話だけでなく、自ら体験していることのリアリティを交えて語っておられるので、「信用できるんだよね」と感じます。
- 顔出しで、自分のこととして話してくれるから、視聴者も安心して見られるんですよね。
3. 無理のない更新スタイル
- 毎日ではないけれど、定期的に投稿されています(って感じです)。
- 農業ニュースや社会話題が出ると、すぐに反応して動画にするので、タイムリーな話が届きます。
- シンプルな定点トークが中心で、編集や演出に頼りすぎず、内容に集中できるのも魅力です。これなら機材や編集に慣れていない方でも真似しやすいと思います。
4. 視聴者が自然に進む”導線”
トモ農園は、伝えたいことへの道がすごく自然につながっています。
- 入口:Instagramやショート動画で、短くて刺さる話題をキャッチ
- 本編:YouTubeでじっくり解説
- 深いお話:「ここでは言えない」部分は、メルマガやオンラインサロンで共有
- つながり:共感した方が、農産物や関連商品を応援として購入
この仕組みは、ただ動画を見るだけでなく、「考えを共有し、応援したくなる流れ」になっていて、とても見事だなと感じます。
5. 見ていて私が気づいたこと
トモ農園を見て感じたのは、刺激的なテーマはあくまで手段だということです。
本当に伝えようとしているのは、日本の農業を守り、子どもたちに安全な食を届けたいというあたたかい想い。
だから、問題提起で終わらせず、「じゃあ何をすればいい?」という提案まで入れてくれている。それが視聴者との信頼関係をつくり、長く続く応援につながっているなと感じます。
まとめ(要点メモ)
- 登録者数:11万人/再生回数:3,000万回超え/開設年:2020年
- 尖ったテーマで関心を引きつつ、最後は温かい提案で締めるスタイルが魅力的
- 現役農家の経験と権威性が、言葉の説得力を高めている
- SNS→YouTube→メルマガ等の導線が自然に繋がっている
- 批判だけで終わらず行動につなげる構成が、応援し続けたくなる理由